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画像認識AI学習をバーチャル空間で!【realvirtual.io AI Builder】のご紹介
こんにちは!
スマートスケープ広報担当です。
2025年1月に、バーチャル空間での画像認識AI学習を可能とする
「realvirtual.io AI Builder」がリリースされました。
realvirtual.io AI Builderとは?
是非、最後までご一読いただけますと幸いです。
realvirtual.ioとは?
realvirtual.ioとは、デジタルツインの作成を支援するUnityプラグインです。
このプラグインを使用することで、ロボットや機械の動作検証、コンベヤのライン検証など、工場に設置した機械と設備の配置シミュレーションや物理シミュレーションを簡単に実現できます。
また、現場とデジタルツインを連携することにより、遠隔での機械制御や現場監視にも活用できます。
realvirtual.io についてもっと知りたい方はこちら! ▼
realvirtual.io AI Builderとは?
realvirtual.io のオプションライセンスで、2025年1月にリリースされました!
realvirtual.io AI Builderには、物体検出を得意とする画像認識モデル「YOLO」が搭載されており、バーチャル空間上でのAI学習を実現します。
YOLO(You Only Look Once)とは
物体検出アルゴリズムで、一度の処理で画像全体を解析することが可能です。また、画像全体を一括して処理するため、複数の物体が存在する場合でも一度に検出することができます。
従来の手法では、物体検出をした後に個々の物体の識別をする作業を繰り返し行う必要がありましたが、YOLOを取り入れることにより、高速処理が可能となります。
現実世界では、学習用に必要な画像データを作成するだけでも多くの時間を費やします。
realvirtual.io AI Builderを活用することにより、
「教師データの作成 / トレーニング / テスト」まですべてバーチャル空間上で完結でき、大幅な工数削減、コスト削減が見込めます。
教師データとは?
教師あり学習で用いる、入力データと正解ラベルがセットになったデータのことです。
例えば、レゴブロックの画像と、それがどのサイズのレゴか(正解ラベル)をセットにしたデータなどが、教師データの一例です。
バーチャル空間で完結!3つのSTEP
STEP 1 教師データの作成
AIトレーニングに必要な画像データ1000枚の作成が約5分で完了します。
【メリット】
◆学習に必要な画像を作成するためには何パターンものオブジェクトを用意する必要がありますが、バーチャル空間では3Dモデルを使用するため、学習用のオブジェクト実物を用意する必要がありません。
◆照明環境や、オブジェクトのローテーションなど、バーチャル空間では簡単に様々な条件で設定することが可能なため、あらゆるパターンでの画像データを簡単に作成できます。
STEP 2 AIトレーニング
1000枚の画像を使用したAIトレーニングが約20~30分で完了します。
【メリット】
◆TensorBoadを活用することでトレーニング状況をグラフで可視化し、最適なトレーニング数を確認することができます。
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STEP 3 テスト
作成した学習データをバーチャル空間で確認します。
【メリット】
◆学習データに不備が確認できた場合、すぐに再トレーニングが可能です。学習用画像データの再作成やトレーニング回数の見直しなどの対応が簡単にできます。
学習したデータの活用
realvirtual.io AI Builderで学習した結果は、
ONNX(Open Neural Network eXchange)モデルで作成されるため、
作成した学習データを様々なフレームワークで活用いただけます。
ONNXモデル(Open Neural Network eXchange)とは?
機械学習モデルを表現するために構築されたオープンフォーマット。
DeepLearningモデルを様々なフレームワーク間で交換可能なため、
学習や推論など、ツールごとに用途を使い分けるなど、開発の柔軟性が向上します。
MicrosoftとFacebookによって共同開発、AWSやIBM、Intelなどもサポート。
先日の展示会にて展示したデモでは、realvirtual.io AI Builderで作成したONNXモデルデータを活用し、Webカメラで検出したレゴブロックのサイズを検出するデモを行いました。検出されたレゴブロックのサイズ情報をロボットに送信し、ロボットに仕分け作業をさせております。
realvirtual.io AI Builderで作成したデータを現場で活用することにより、工数削減、コスト削減が期待できます!
展示会デモの詳細はこちら! ▼
最後に
実際にお客様にヒアリングを行うと
様々なパターンで膨大な量の学習用データを作成するのがとても大変
トレーニングがうまくいかなかった場合に機材や環境の変更がとても大変
など、
AIトレーニングにかかる工数やコストについて多くのお声をいただきます。バーチャル空間を活用することで、お客様が抱えておられる課題を解決する手助けができますと幸いです!
realvirtual.io AI Builderにご興味を持たれた方は
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